歴史を学ぶということ 入江昭 講談社現代新書 ★★★☆☆
著者は、長年米国の大学で教鞭を執ってきた歴史学者。日本の文科系の若者、とりわけ歴史学を志す大学生に向けて書かれたものであるが、理科系の人にとっても大いに読む価値がある。特に、多くの人との出会いや交流が学問を形作っていった、という第1部が良い。私には著者の仕事の価値は判断できないけれども、研究をすることの喜びが伝わってくる好著である。ただ、第2部と第3部はあまり印象に残らなかった。(08/08/01 読了)
著者は、長年米国の大学で教鞭を執ってきた歴史学者。日本の文科系の若者、とりわけ歴史学を志す大学生に向けて書かれたものであるが、理科系の人にとっても大いに読む価値がある。特に、多くの人との出会いや交流が学問を形作っていった、という第1部が良い。私には著者の仕事の価値は判断できないけれども、研究をすることの喜びが伝わってくる好著である。ただ、第2部と第3部はあまり印象に残らなかった。(08/08/01 読了)