読書日記 2009年

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3時間台で完走するマラソン 金哲彦 光文社新書 ★★★★☆

サブフォー(フルマラソンを4時間以内で完走すること)──それは、上位10%のランナーのみに与えられる、名誉ある称号である。サブスリーは生半可なトレーニングでは達成は難しいが、サブフォーならば、努力と工夫次第で達成できるのだという。

来年3月、初マラソン(荒川市民マラソン)に挑戦する。マラソンを走るということは、自分の身体と対話することであり、生活習慣や栄養のことにまで気を使わなくてはならない。マラソン道も奥が深そうだ。もっとも、最初からあまり色んなことを考えすぎると、逆にモチベーションが低下してしまうので注意しよう。

サブフォーを狙うためには、5キロあたり28分20秒で走り続けなければならず、現状ではとても無理だと思ってしまう。しかしこの本によれば、サブフォーを目指す場合のトレーニングは、LSD(クスリの名前ではなく、long slow distance の略)はキロ7~8分、距離走はキロ6分30秒、ペース走は10km程度でよいのだという。それならば充分に可能である。
ただし、この本に載っている3ヶ月間のトレーニング計画は相当な量(ほぼ毎日)で、とても実現できそうにない。1回のトレーニングをハードにするのではなく、頻度を増やすのが重要ということか。いずれにせよ、実践してみないことには、本書の真価は判断できない。(09/11/02 読了)

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