アジア聖地巡礼 松本榮一 世界文化社 ★★★★☆
ブッダガヤ、ガンダーラ、ガンジス、ダラムサラ・・・。
インドは美しい国というイメージからはほど遠いと思っていたが、この本に出会って印象が変わった。本書に収められた極彩色の写真の数々は、息を呑むほどに美しい。
最近よくあるカラー版の新書は物足りなさを感じてしまうが、このくらいの大きさの写真だと迫力がある。
ここでいう聖地とは、仏教とヒンドゥー教の聖地である。仏教はとても身近な存在であるのに、思えば自分は、仏教について何も知らない。
インドはまた─特に、ヒンドゥー教最大の聖地であるバナーラスは─、旅人にとっての聖地でもある。
これまで、インドはあまりに茫漠として、とても手に負えないと思って敬遠してきたけど、なんだか猛烈にインドに行きたくなってきたぞ。(17/01/28読了 17/11/20更新)