Home > マラソンの記録 > 2014年 つくばマラソン

グロス:4時間30分06秒(5705位)
ネット:4時間27分59秒

Start 0:02:08
5km 0:29:56 0:27:48
10km 0:57:15 0:27:19
15km 1:24:18 0:27:03
20km 1:51:21 0:27:03
ハーフ 1:57:26
25km 2:19:17 0:27:56
30km 2:51:16 0:31:59
35km 3:28:01 0:36:45
40km 4:11:48 0:43:47
Finish 4:30:06 0:18:18

いやーひどい。
何がひどいかって、去年と全く同じパターンなのだ。失速地点も、症状も、全く同じ。去年の反省が全然活かされていない。
去年は明らかな練習不足だったらまだ納得できるのだが、今年はそれなりの準備をして挑んだはずだった。もうちょっと何とかなると思っていたが、からきしダメだった。

かつては、といっても高々3年前なのだが、5キロ25〜26分くらいのペースで35キロまで押していくことができた。なまじ、かつては3時間30分台で走れたことがあるだけに、レースが始まってしまえばテンションが上がって何とかなるだろうと思ってしまうのだが、実になんともならなかった。
せめて失速するのがあと5キロ後方にずれていれば、などと思うのだが、たとえそうであったとしても、今のペースだと4時間を切ることはできない。
今にして思えば、サブ4を狙うにしても、4時間のペースランナーに着いていってギリギリ4時間切りを目指すとか、もっとやり方はあった。
いい加減、今の自分はかつての自分とは違うのだということを認めて、次回は初心に返って、キロ6で4時間15分切りを目指すあたりからやり直さないといけないのかもしれない。

*****

9月、10月と月間走行距離が190キロを超えた。かつてよりペースは全然遅いとはいえ、やっぱり走り続けていると走れるようになることが実感できた。
本番2週間半前、大人げないことに、自分の年齢の半分くらいの若者と短距離走をした。良い勝負だったのだが、走り終わって右脚のふくらはぎを痛めたことに気がついた。シンスプリントになりかけていた。ここで歯車が狂った。
それからまた整骨院通いが始まった。それと時を同じくして、研究室内で風邪が爆発的に流行り始めた。免疫力が全くないので瞬時に感染し、PL顆粒を飲んで無理矢理抑え込むということを繰り返した。2週間に4回くらい風邪を引いた。
こうして、スタートラインに立ったときには、すでに右足のふくらはぎが張っている感じだった。思えば、これが足が攣る予兆だったのだ。

雲一つない快晴だった。悠長に筑波山の眺めを楽しんでいられたのは最初だけだった。それほど暑さは感じなかったのだが、たまに日陰に入ると急に楽になったところを見ると、やはり暑さが問題だった。
15キロ以降、折り返しまでの直線は、遮るものがなく直射日光がジリジリと照りつけた。
20キロを過ぎたころには既に異変が現れ、もう頭がフラフラしてきた。

25キロを過ぎて少し行くと、急に心拍が上昇して過呼吸に見舞われた。
ここから先はもう、去年の再現だった。こうなるともうペースを維持することはできない。
1発目のパワージェルと投入して、少し持ち直したものの、ジョグペースにまで失速してしまった。
それほどの貯金もなかったので、やがてサブ4のペースランナーにもあっさりと抜かされた。

30キロを過ぎると何度もふくらはぎが攣りそうになり、ほとんど歩くようなペースに落ちた。
35キロを通過すると、もう10歩も走ると、地面を蹴った瞬間に左右どちらかのふくらはぎがピキッと音を立てて攣る状態になった。
去年はそれでもなお走り続けたため、再起不能のダメージを被り、筑波大学の構内にうずくまって10分ほど起き上がることができなくなってしまった。今年はその事態を避けるため、走るのを諦めることにした。
それでも35キロ地点以降は死屍累々とした光景が広がっているため、ヘロヘロになって走っている人とはそう違わず、タラタラ歩いている人は追い抜いていった。35キロ地点以降はほとんど全行程走っていないが、キロ8.5くらいのペースで頑張って歩き続けた。去年の反省が活かされたのはこの点だけだったかもしれない。

残り500メートルくらいで4時間半のペースランナーにも抜かされた。それでもサブ4.5は死守しようと、ラスト100メートルの直線で走った。
が、そのわずか100メートルの間に脚が2回攣り、ゴールゲートをくぐると同時に両足が激しく痙攣してその場に崩れ落ち、教護隊員に両肩をホールドされて救護スペースへと引きずられて行ったのであった。

Copyright 2015 Yoshihito Niimura All Rights Reserved.