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国一を疾走して我が家に帰るとき、前方に屏風のように聳えている箱根の外輪山から頭一つだけ飛び出しているのが、箱根の最高峰・神山である。

12時頃、ロープウェイ姥子駅というあんまり人の寄りつきそうにない無料駐車場に車を止める。
雨がぽつぽつと降っていて、いきなり気分が萎える。30分ほど石畳を歩くと大涌谷に出る。
神山への登山道は観光コースの途中から付けられていて、そこから僅か1時間ほどで山頂に着く。
次第に風も強くなってきて、山頂でゆっくりと休んでいる余裕はなかった。続いて駒ヶ岳へ向けて縦走する。
駒ヶ岳周辺は、鬱蒼とした樹木に覆われた神山とは全く様子が異なっていて、一面の草原である。
駒ヶ岳に近づくにつれ濃霧が発生し、視界が5メートルほどとなる。この辺は観光コースなので迷うことはないのだが、スリリングな状況で異様にテンションが上がる。
ロープウェイの山頂駅に着くが、当然のことながら景色は全く見えない。こんな悪天候をついて見学に来るモノ好きはいないだろうと思うと、意外にもロープウェイが到着するとドヤドヤと観光客が降りてくる。「箱根山で遭難したら笑える」と思いつつ、強風と濃霧でビビリまくっている観光客を後目に元来た道を引き返す。
防ヶ沢分岐まで来ると樹林帯に入り、霧も止んで落ち着きを取り戻した。ここからお中道を通って再び大涌谷へと向かう。

15時50分、大涌谷に到着。だいぶ雨足が強くなってきた。
泥だらけの格好で、一般観光客とともに硫黄の臭いの充満する噴煙を見学する。
「大涌谷自然科学館」はなかなか充実した博物館だった。観光地の雰囲気って嫌いじゃないけど、こういう自然をウリにした観光地というのは、観光地化が進めば進むほどその自然は失われていくという逆説的な宿命を背負っている。それにしても、何で箱根に「テディベア博物館」だの「星の王子様ミュージアム」だのを作る必要があるんだろう?

箱根山なんて登山の対象とは言えないかも知れないが、一周4時間のこのコースはお手軽で良い。
それに、箱根は思ったよりいい所だった。まぁここは庭みたいなモンなので、トレーニングのためにまた来よっと。

神山山頂

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