Home > 世界中の山に登りたい! > 沢入登山口〜入笠山〜ゴンドラ山頂駅

09:45 林道の途中(タクシー)
10:25-10:30 沢入登山口
11:40-11:50 山彦荘
12:00 分岐点
12:25-12:50 入笠山山頂
13:15-13:50 マナスル山荘
14:20 ゴンドラ山頂駅

まだ、東京から日帰りで登れる三百名山が残っていた。これが117番目の三百名山。
入笠山は、ゴンドラを使えば、山頂駅からわずか30分ほどで頂上に立ててしまう。それではさすがに意味がないので、富士見駅から沢入登山口までタクシーを使い、そこから歩いて登ることにした。久しぶりの雪山の練習としては、この位がちょうど良いだろう。

知らないうちに、特急あずさが全席指定になっていた。値段は高くなったが、乗り心地も良くなった。7時新宿発の始発に乗り、9時10分富士見駅到着。
駅を出ると、1台しかないタクシーが出発するところだった。そのため、人気のない駅前でぽつねんと待つ羽目になった。そのタクシーは、富士見パノラマリゾートで乗客を降ろしたのち、再び駅前に戻ってきたのでほっとした。
ところが、運転手曰く、路面が凍結していて沢入の登山口までは入れないという。そのため、登山口に至る途中の、なにもない林道で車から降ろされてしまった。
ちょうど良い準備運動だと思うことにして、林道をテクテク歩いていく。
だが、路面は乾いていて、まったく問題ないように見える。実際、後方から登山客を乗せた車がやってきて、無情にも追い越していった。
途中一箇所だけ凍結箇所があったものの、何ら問題なく沢入登山口に着いた。駐車場にはたくさんの車が停まっていた。つまり、タクシーでここまで入れたのだ。ただ、駐車場はツルツルに凍結していたが。

ここから歩き始める

ツルツルに凍った駐車場

トータル1時間ほどロスして、ようやく登山開始。
登山道はすぐに雪で覆われた。この日のためにチェーンスパイクを購入したので、早めに装着する。なるほど、これは便利。4本爪の軽アイゼンよりもずっと安定する。登山靴とのフィット感も良いようだ。
やがて、一面の雪原に出た。入笠湿原である。初夏にはスズランが咲き乱れるという。
山彦荘に着く。夏は、ここまで車で入れるというから、まったくの観光地だ。冬に来て正解だった。

ここが登山口

雪に覆われた登山道

入笠湿原

雪原をゆく

雪上訓練をしている人たちを横目に、雪の斜面をよじ登る。岩場コースと迂回コースに別れるが、岩場コースを行くことにする。標識の埋まり具合からして、かなりの積雪のようだ。
岩場コースとはいえ、岩場は完全に雪に埋もれていた。
意外に険しいな・・・と思ったのも束の間、分岐点から30分足らずで山頂に到着。
空は灰色の雲で覆われていた。ブリザードが吹き付ける。
さっきまでは、雲一つない快晴だった。晴れていれば、ここから北・中央・南アルプスに八ヶ岳、富士山まで、日本の主要な山岳がすべて見渡せるはずだった。でも、サングラスが破損したので、曇りで良かったのかもしれない。

雪に埋もれた標識

かなりの積雪

入笠山山頂!

山頂より八ヶ岳方面

山頂より甲斐駒ヶ岳(左)と鋸岳(右)

広々とした入笠山山頂

無事に登頂を果たし、元来た道を引き返す。
マナスル山荘付近で休憩。お湯を沸かしてラーメンを作る。
雪がちらついてきた。帰りはゴンドラで下る。そうしないと、下山口からの帰りの足がないのだ。

雪上訓練

マナスル山荘

入笠湿原を見下ろす

ゴンドラ駅へ向かう道

山彦荘を過ぎ、雪に覆われた道を歩いていくと、唐突に賑やかな場所に躍り出た。ごく普通のスキー場だが、登山の格好がひどく場違いに感じる。
ここからスキー場を歩いて下りたい誘惑に駆られるが、素直にゴンドラで降りることにする。下りなのに1100円も払うのは気に入らないが。

富士見パノラマリゾート

アイスクライミングもできる!

あっという間に下界に着いた。ちょうど15時発富士見駅行きの無料バスが出るところだったが、あえてスルー。更に10分ほど歩いて、「ゆーとろん水神の湯」へ。
温泉で汗を流し、ビールを呑んで一服。ここからさらに20分ほど歩くと、「すずらんの里」という無人駅に着いた。

すずらんの里駅

すずらんの里駅より入笠山

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