Home > 世界中の山に登りたい! > 大山 –新春・子連れ登山–
07:19 下北沢駅発(小田急線)
08:55 秦野駅発(バス)
09:40 ヤビツ峠
11:50-13:00 大山山頂(阿夫利神社奥ノ院)
13:20 二十五丁目
14:35 十六丁目
15:40 阿夫利神社下社
16:40 下社駅(ケーブルカー)
18:15 伊勢原駅発(小田急線)
5歳の長女を連れて、初めて登った三百名山。
大山は、かつて関東一円の人々の信仰を集めた相模の名山である。ガイドブックには「ファミリーハイクに最適」とあるが、思ったよりも困難だった。選択したルートの標準コースタイムは、昭文社の地図によれば、登り1時間10分・下り1時間。しかし、甘かった。
昨年のGWに一緒に高尾山に登ったのだが、それよりもずっと険しかった。しかも、雪はないとはいえ冬期なので、登山としてはそれなりにグレードが高いと言えよう。
前日、小田急線へのアクセスのよい実家に宿泊。秦野駅から午前中4本しかないバスに乗り、ヤビツ峠で降りる。バスは、登山客で非常に混雑していた。
9時40分、登山開始。おやつで釣って連れてきたので、30分ごとに休憩してお菓子を食べる。順調に高度を稼いでいく。霜柱を初めて見た娘は、「ガラスだと思った」と言っていた。
空は晴れ渡っている。表参道からのルートと合流する手前、富士山を仰ぐ絶景スポットがある。山頂からは富士山はほとんど見えないので、このルートを取って正解だった。
11時50分、頂上到着。500mの標高差を疲れも見せずに登り切った。
山頂には、阿夫利神社の奥ノ院があり、初詣も兼ねて参拝する。
気温はかなり低そうだが、日の当たるところは暖かい。海が近い。相模湾である。江ノ島がよく見える。横浜のランドマークタワーも見える。
大山山頂
13時、下山開始。表参道を下ることにする。このコースにはアクセスの良いケーブルカーがあるため、続々と観光客が登ってくる。子供連れも結構多い。
下山は楽だろうと踏んでいたのだが、こちらの方が登りのコースよりも距離が長く、傾斜もきつかった。大人にとっては何でもない段差でも、5歳児の身長は私の半分ちょっとしかないので、二倍近くに増幅されることになる。
頂上が二十八丁目で、一丁ずつ下っていくのだが、一向にケーブルカーの駅(下社)に着かない。一体、駅は何丁目なのだ? (実際は、下社が一丁目である。)
延々と時間がかかるが、出来るだけ手を貸さないようにする。次第に陽が傾いてきて、人気がなくなる。「いつ着くの〜?」とゴネ始めるが、なだめすかしながらなおも歩き続ける。
15時40分、やっと下社に到着。往復6時間もかかった。よくぞ歩き通してくれたと思う。ここは大勢の初詣客で賑わっていた。
ケーブルカーに乗る。「下りたら温泉に行こう」と約束していたのだが、予想以上に時間がかかったのでどうしようかと思案していたところ、ちょうどケーブルカーを降りたところに日帰り入浴できる旅館があった。渡りに船である。浴場には誰もおらず、貸し切り状態だった。
そこからバス停まで、土産物屋が続く。頑張ったご褒美に、大山とは縁もゆかりもない、キティちゃんのぬりえセットを買ってあげる。が、家で留守番をしている妹(はるるん)の分も買うといって聞かないので、またガラクタが増えると思いつつ、キティちゃんのバッグも買わされる。優しい子だなぁ。
朝6時に起きたので流石に疲れたらしく、そこから伊勢原駅までのバスと小田急線で爆睡。実家で夕食を食べてから帰る。
なかなかハードな一日だった。しかし子供たちは、翌日もいつも通りのハイ・テンションだった。いつまで、こうして一緒に出掛けてくれるかなぁ。