読書日記 2008年

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はじめてのスペイン語 東谷穎人 講談社現代新書 ★★★★☆

英語を曲がりなりにも習得した後、次に習得すべき言語はスペイン語ではないだろうか。
スペイン語は、フランス語みたいに発音が難しくなく、イタリア語よりもずっと汎用性がある。動詞の活用にはちょっと面食らうが、ロシア語に比べればはるかに易しい。ドイツ語は英語と同系統の言語なので、モチベーションが上がらない。韓国語や中国語(北京語)は一見学びやすそうだが、意外に発音が難しいのに加えて、いつまで経っても基本単語を覚えられない。その点、ラテン語系の言語に関しては、実は知らず知らずのうちにかなりの語彙を蓄積しているので、容易に類推がきく。なんせスペイン語は、中南米全域で通じてしまう驚異的な言語なのである。
というわけで、みんなでスペイン語を勉強しよう。

この本であるが、学ぶべき文法事項を概観するにはなかなか良いのではないか。色んな文法上のポイントが、小話を織り交ぜながら無理なく網羅されている。もちろん、動詞の活用は一つ一つ地道に覚えていかなければならないが、逆に言えば、この本に書かれていることをきちんと覚えれば、きっとスペイン語を話せるようになるはず・・・かな?
なお、目下、名著との誉れ高い『スペイン語の入門』(瓜谷良平、白水社)にて勉強中である。(08/03/31 読了)

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