読書日記 2011年

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風が強く吹いている 三浦しをん 新潮文庫 ★★☆☆☆

部員は10人だけ、2人以外は素人の寄せ集めという弱小陸上部が箱根駅伝を目指すという、少年漫画みたいな小説。いくらなんでも、陸上経験のない人たちがいきなり5000メートルを15〜18分で走れてしまうはずはないし、最初は33分かかった人が数ヶ月で17分を切れるようになるわけがない。これは、おとぎ話だ。そう思いながら読み進めていくと、あっという間にレース当日を迎える。すっかり一流選手に成長した10人のランナーがどんな走りを見せるのかが気になり、600ページ以上ある大部の小説だが、一気に読み終えてしまう。

う〜んしかし、読んでいる途中は確かに引き込まれるものの、読み終えてみると、あまりにも安っぽいという印象。 人生において走ることの意味は、襷をつなぐこととは別のところにあると思うし、アスリートの内面を描いたにしては薄っぺらいし、これなら本物の箱根駅伝のほうがよっぽど面白い。なんでそんなに評価が高いのか謎。少なくとも、いい歳をしたオッサンが読む本ではなかった・・・。(11/01/16読了)

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