おとなの青春旅行 下川裕治・室橋裕和 編著 講談社現代新書 ★☆☆☆☆
まず、タイトルがおかしい。
「おとなの」といいつつ、本書のターゲットはすでにリタイアした老人なのだ。この国では、還暦を過ぎないと大人とは呼べないのか・・・。
海外に行くと、ツアー旅行の日本人客が老人ばかりなのに愕然とする。だから、老人向けの「個人旅行のすすめ」も需要があるのかもしない。
とはいえ、かなり初心者向けの内容だった。
旅なんて、自分の好きなところに行けばいいのだ。15の旅のルートが紹介されているが、興味ないエリア(欧米)についていくら解説されたところで行きたいとは思えないし、興味あるエリア(アジア)については、ここに書いてある程度のことはもう知っている。
なにか新しい旅のヒントが得られるかもしれないと思って読んでみたが、有益な情報は一つもなかった。(19/01/31読了 19/02/02更新)