ケーキの切れない非行少年たち 宮口幸治 新潮新書 ★★★☆☆
殺人・強制猥褻などの重大犯罪を行った非行少年たちの多くは、反省以前に、認知機能に問題がある。クラスの下から5人、IQ70〜85の「境界知能」の子供たちは生きづらさを抱えていて、小2くらいからSOSのサインを発し始めるが、気づかれないことが多い。よって、そういう子供たちのために、認知機能を向上させるトレーニングをすべき・・・ということを主張した本。
まぁそうだよね、ということが書いてあり、あまり意外性はなかった。この本が40万部も売れたということがむしろ興味深い。タイトルは秀逸だと思うが。(20/05/09読了 20/05/16更新)