読書日記 2019年

Home > 読書日記 > 2019年

アマゾンの森と川を行く 高野潤 中公新書 ★★★☆☆

アマゾンといえばブラジルであるが、本書の舞台はコロンビア、アクアドル、ペルー、そしてボリビアといった国々である。
本書を読む限り、およそアマゾンは訪れてみたい魅力的な場所には思えない。
ジャガー、ピューマ、ペッカリー、カピバラ、オポッサム、アリクイ、ホエザル・・・といった哺乳類は生で見てみたいと思うが、アマゾンで何より恐ろしいのは毒ヘビである。それに、リーシュマニア症などの風土病もある。

著者の苦労の割には、アマゾンの写真があまり美しいとは思えないのは、広がりがないからだろうか。本の装丁の問題だが、写真の真ん中に頁の区切りが来ているのも良くない。
そして、アマゾンに暮らす先住民の写真がないのが残念。(19/11/01読了 19/11/13更新)

前へ   読書日記 2019年   次へ

Copyright 2019 Yoshihito Niimura All Rights Reserved.