読書日記 2011年

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原子爆弾ーその理論と歴史 山田克哉 講談社ブルーバックス ★★★★★

ベクレルによる放射線の発見から広島・長崎への原爆投下に到るまでの、半世紀の歴史を辿りながら、原子力理論について物理的に詳しく解説してある。かなり分厚く、非常に高度なことまで扱っているにもかかわらず、意外に読み易い。原発を作ることは、原爆を作るよりも易しい。だから、本書を通読すれば、原子力発電のしくみについても理解したことになる。通り一遍の説明ではなく、背景となる物理学をきちんと理解したい人にお薦め。

原子力の歴史 〜原発と原爆のしくみ(1)〜

(11/03/22読了)

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