マラソンは「ネガティブスプリット」で30分速くなる! 吉岡利貢 ソフトバンク新書 ★★★☆☆
2年連続、つくばマラソンで大失態レースを演じ、「サブ4ってこんなに難しかったっけ?」と打ちひしがれ、藁にもすがる思いで買った本がこれ。「ネガティブスプリット」というのは聞き慣れない言葉だが、なんのことはない、前半よりも後半のスプリットタイムが速いような走り方のことだ。(「ネガティブスピリット」ではない!)
その2ヶ月後の勝田マラソンではネガティブスプリットを実践し、見事3年ぶりにサブ4に返り咲くことができた。30kmを過ぎてもいつになくラクに走り続けることができたから、確かに効果はあった。
とはいえ、前半に抑えすぎるとレース後に悔いが残るので、まずは自分のLT(Lactate Threshold、無酸素閾値)ペースを知ることが必要だろう。この本に従って、心拍計を買ってLTを測定をしてみようと思った。
この本に書かれていることを実践できれば確かに速くなれると思うが、自転車の練習などは面倒でやる気が起きない。レース前の適度なダイエットは実践してみよう。(14/11/29読了 15/03/28更新)