読書日記 2018年

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くさいはうまい 小泉武夫 文春文庫 ★★★☆☆

著者は、発酵食品を求めて世界の辺境を旅し、あらゆるものを胃袋に納める。

世界三大臭い食べ物といえば、スウェーデンのシュールスレミング(surströmming)、カナディアン・イヌイットのキビヤック、そして韓国・木浦のホンオフェ(洪魚膾、홍어회)だろうか。
キビヤックはアザラシの腹の中にアパリアスという海鳥を70〜80羽も詰め込んで、地中に二、三年埋めておくとできる。実際にこれを食べる、というのはかなりレアな体験だろう。
植村直己はこれが大好きだった。グリーンランド・エスキモーの村で、キビヤックで歓待される話が『極北に駆ける』に出てくる。(18/04/04読了 18/12/16更新)

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