古都 川端康成 新潮文庫 ★★★★☆
平易な日本語ながら、透明で瑞々しい文体。まさに「美しい日本の私」である。
京ことばの優しい響きがまたよい。昭和37年当時の、京都の風物も興味深い。この頃はまだ、大原女、白川女が現役だった。
意外なことに、川端康成はこの小説を睡眠薬を濫用しながら書いたという。確かに、この小説が描き出す情景は、夢か幻か、輪郭がぼんやりとしている。(20/12/08読了 21/01/23更新)
平易な日本語ながら、透明で瑞々しい文体。まさに「美しい日本の私」である。
京ことばの優しい響きがまたよい。昭和37年当時の、京都の風物も興味深い。この頃はまだ、大原女、白川女が現役だった。
意外なことに、川端康成はこの小説を睡眠薬を濫用しながら書いたという。確かに、この小説が描き出す情景は、夢か幻か、輪郭がぼんやりとしている。(20/12/08読了 21/01/23更新)