読書日記 2021年

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お皿の上の生物学 ★★★★☆ 小倉明彦 角川ソフィア文庫

「味の話」「香りの話」とあったので、一体どういう風に説明しているのかを確かめるべく購入。が、読み始めてみると、これが非常に面白い!
「増えるわかめ」のリケン、コン○ームのオカモト、コピー機のリコーはすべて、理化学研究所発のベンチャー企業だったとか、ウンチク満載。注釈と参考文献がたくさんついているのも良い(有り難いことに、私の論文も引用されている)。ものすごい情報量だ。

「料理の生物学」ということで、料理という誰もが知っている身近な話題から初めて、生物学を説き起こしている。刺身の切り方なんて考えたこともなかったけど、ここにも生物学がある。私もこういう講義を目指したい。(21/11/06読了 22/01/10更新)

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