読書日記 2008年

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はじめてのドイツ語 福本義憲 講談社現代新書 ★★★☆☆

日本におけるメジャーな8大外国語、英独仏露西伊中韓のなかで、唯一ドイツ語だけはまともに勉強したことがない。このたび初めてドイツを訪れるに当たって、ドイツ語の知識をざくっと仕込んでおこうと思った。

ドイツ語は、英語とかいう比較的よく知っている言語と近縁なので、そういう意味では興味深い。ゲルマン語の世界も、色々と囓ってみればきっと奥が深いのだろう。ドイツ語でやっかいなのは、やはり格変化である。名詞がほとんど変化せず、格変化を冠詞の中に押し込んでしまうというのは分かるのだが、形容詞が定冠詞の後に来るか、不定冠詞の後に来るか、無冠詞かによって格変化が違うというのは何とかして欲しい。duとSieの使い分けの話は面白かった。

後半の文型とか枠構造の話は、あまりにもガチガチの文法学の世界で、こういうのにあまり意味があるとは思えない。いずれにせよ、いまいちモチベーションの上がらない言語である。(08/07/11 読了)

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