バスク語入門 下宮忠雄 大修館書店 ★★★★★
素晴らしい。バスク語の解説だけでなく、バスクの歴史や民話についても書かれており、バスクを知るためのバイブルと言っていい。出版後30年近くを経てなお、日本語で読める唯一のバスク語の入門書。
司馬遼太郎が『街道をゆく 南蛮のみち』でバスクを訪れたとき、この本を持っていった。私も、荷物が増えることもいとわず、本書を携えてバスクのくにに行ったのだが、使ったバスク語は「ありがとう」Eskerrik asko だけだった。
バスク語という特異な言語についての解説はこちら。(08/08/28 読了)